
African adventure in Accra, Ghana
つい先日、僕たちはアフリカへの旅から帰ってきました。
旅のはじまりはガーナの首都アクラ。
そこで、僕たちの大切な友人であるハリス・エリオット(Le Tings)と
ヤイラ・アグボファ(The Revival Project)と合流しました。
今回アクラを訪れた目的は、
グローバル・ノース(先進国)の過剰な消費が生み出している衣類廃棄の現実を、
自分たちの目で実際に見ることでした。
Harris Elliott from Le Tings
Yayra Agbofah of The Revival Project
アクラにある「カンタマントマーケット」は、世界最大級の古着市場のひとつで、世界中から絶え間なく大量に持ち込まれる衣類廃棄物を受け入れ、埋立地に行くはずだった衣類の多くを再流通させている、非常に重要な場所です。
そんなマーケットが、今年1月に大規模な火災に見舞われました。マーケットの80%以上が焼失し、およそ3万人の出店者や労働者が影響を受け、多くの人たちが生活の基盤を失いました。
The Revival Project は、「アップサイクル」「教育」「雇用創出」を通じて、衣類廃棄問題の解決に取り組むコミュニティ主導の活動です。The Revival の創設者であるヤイラ・アグボファとは、ハリスを通じて知り合いました。
今回、彼の案内で実際にマーケットを歩きながら、衣類廃棄の問題がどれほど深く根付いているのかを改めて実感しました。しかしそれと同時に、ヤイラが現地で取り組んでいる活動や彼が世界に発信しているメッセージは、とても力強く、僕たちに確かな希望を与えてくれました。今では、被災したマーケットも、カンタマントの人々の手によって少しずつ復興し、また力強く動きはじめています。
ジェームスタウンの海に浮かぶゴミ
カンタマントマーケットの古着屋
アクラでの時間を振り返り、僕たちはヤイラと共に過剰に消費されるファッション業界に対する関心を呼びかけ、
新しい選択肢を探っていくことに責任と使命を感じています。